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「儲かる農家」を取り戻す!
超耕速シリーズの高効率作業で農業の未来を切り拓く

農事組合法人きずな 様

「儲かる農家」を取り戻す!
超耕速シリーズの高効率作業で農業の未来を切り拓く

農事組合法人きずな 様

 全国有数の米どころとして知られる秋田県。その中で県内農業出荷額第1位を誇る横手市を訪ねた。B級グルメの横手焼そばや、450年もの歴史を持つ冬の「横手のかまくら」は全国的にも有名だ。
 本日はこの地で常に農業の先を見据え、多角的に農業へのアプローチを続ける農事組合法人きずなの齊藤龍平代表理事にお話を伺った。

「きずな」の由来

 1993年、北海道・東北の大冷害により特に太平洋側の地域の生産者は大きな打撃を受けた。特に隣県の青森県のその年の最終作付け指数は28と歴史的不作、米価格は1俵5~6万円まではね上がった。その際に齊藤氏は「困ったときはお互い様」という考えの元、青森に住む知人に米を1俵2万円で販売した。そうした恩から米価が2万円を下回ってからもその知人は1俵2万円で買い取ってくれたという。
 このように、それまでの人生を通して人と人の繋がり・助け合いを重んじてきた同氏は2010年、「お互いに助け合い地域や農地を守りたい」との思いで地域の出資者たちと立ち上げた農事組合法人に「きずな」と名付けた。
 同法人では、水稲やそば、大豆、小麦をはじめ、スイカや枝豆などの野菜や、サクランボやぶどうなどの果物を幅広く取り扱っている。大型の精米施設や乾燥施設、直売所なども所有しており、生産作業や周囲からの農作業の受託は農事組合法人が、仕入・販売は同氏が同じく代表を務める株式会社絆が担当している。

併設の直売所ではスイカや米を販売

事務所内に飾られた多数の表彰状
品質や信頼への関心の高さが窺える

品質へのこだわり
JGAP認証取得で社会的評価を向上

 「自分達が食べて美味しいと言える納得の商品だけを出荷したい」と熱い信念の下、農業に取り組んでいる同法人だが、とにかく品質へのこだわりに余念がない。前述の通り、同法人では多くの農作物を生産しているが、生産する12種の作物に対してJGAP(Japan Good Agricultural Practices)認証を取得している。また、農薬や化学肥料の使用を一般的な栽培の半分に抑えて作った「秋田県特別栽培農作物」の認証も受けている。
 このように外部機関からの認証を受けたことで、法人の社会的信用・評価が高まり、新規取引先との契約や取引量の増加など法人規模拡大の一助となっている。個人客・法人客いずれも同社の農作物を求める問い合わせは連日鳴りやまない。現在は外食業界の2社と契約をしており、日本トップシェアの企業とも取引を行っているため、出荷する物が足りないくらいだと齊藤代表は語る。そのため、売り先に困っている周囲の生産者からの買取も行なっている。

品質へのこだわり
JGAP認証取得で社会的評価を向上

 「自分達が食べて美味しいと言える納得の商品だけを出荷したい」と熱い信念の下、農業に取り組んでいる同法人だが、とにかく品質へのこだわりに余念がない。前述の通り、同法人では多くの農作物を生産しているが、生産する12種の作物に対してJGAP(Japan Good Agricultural Practices)認証を取得している。また、農薬や化学肥料の使用を一般的な栽培の半分に抑えて作った「秋田県特別栽培農作物」の認証も受けている。
 このように外部機関からの認証を受けたことで、法人の社会的信用・評価が高まり、新規取引先との契約や取引量の増加など法人規模拡大の一助となっている。個人客・法人客いずれも同社の農作物を求める問い合わせは連日鳴りやまない。現在は外食業界の2社と契約をしており、日本トップシェアの企業とも取引を行っているため、出荷する物が足りないくらいだと齊藤代表は語る。そのため、売り先に困っている周囲の生産者からの買取も行なっている。

事務所内に飾られた多数の表彰状
品質や信頼への関心の高さが窺える

作業効率が良くコストが削減できると太鼓判
ササキの『超耕速シリーズ』

 同法人で所有しているロータリー・ハロー・あぜぬり機はほとんどがササキの超耕速シリーズだ(アクティブロータリー3台、マックスハローACE3台、カドヌールACE2台)。ササキ製品との出会いは作業幅1.9mのアクティブロータリーだったが、それ以降新しく購入するのは全部ササキ製品だ。
 「とにかく作業効率がいいということに尽きる。生産性を向上し、なおかつ壊れにくく長く使えるからトータルで見た時のコストがかからない。昔からの考えで農機といえばこれしかないと一辺倒な考えを持っている人はもったいない。ぜひササキの製品を試してほしい」
齊藤代表は満足げに語った。

活躍するシーズンを待つ
カドヌールACE・ブロードキャスター

作業時間を短縮できて満足と語るオペレーター
 

現場を主導する若きオペレーターの声

 今回、オペレーターの方にも話を伺うことができた。入社6年目の24歳で、先日追加で導入いただいたばかりの作業幅2.4mのアクティブロータリーでの耕うん作業から事務所に戻ってきた。
「通常1枚3反の圃場を耕うんするのに大体30~40分かかるが、超耕速を使うと1枚20分ほどで作業できる。作業時間3~5割減はかなり大きい」
 学校の職場体験を経て同社への入社を決めたと言う。同社のメンバーは男女問わず10~30代のメンバーで構成されており、活気あふれる職場という印象だ。
「頭の柔らかい若者に自分で考えさせ、一生懸命やらせる。年寄りの我々がすることは若者の柔軟な発想や努力を阻害することではなく、困った時に助言してあげること。もしくは尻拭いをしてあげること」
と齊藤代表。若者に臆せずに働いてもらうため、最新鋭の設備への投資や労働環境の整備に抜かりがない。

現場を主導する若きオペレーターの声

 今回、オペレーターの方にも話を伺うことができた。入社6年目の24歳で、先日追加で導入いただいたばかりの作業幅2.4mのアクティブロータリーでの耕うん作業から事務所に戻ってきた。
「通常1枚3反の圃場を耕うんするのに大体30~40分かかるが、超耕速を使うと1枚20分ほどで作業できる。作業時間3~5割減はかなり大きい」
 学校の職場体験を経て同社への入社を決めたと言う。同社のメンバーは男女問わず10~30代のメンバーで構成されており、活気あふれる職場という印象だ。
「頭の柔らかい若者に自分で考えさせ、一生懸命やらせる。年寄りの我々がすることは若者の柔軟な発想や努力を阻害することではなく、困った時に助言してあげること。もしくは尻拭いをしてあげること」
と齊藤代表。若者に臆せずに働いてもらうため、最新鋭の設備への投資や労働環境の整備に抜かりがない。

作業時間を短縮できて満足と語るオペレーター
 

『本当の農家』として更なる飛躍を目指して

 「昔の農家は儲かっていたし、社会的な信用もあった。ところが、今はどうだろうか。担い手不足で国や地方自治体は農業を守るためと補助金等の目先の支援を続けてきたが、それはつまり『農業は儲からない』と言っているのと同じようなものだ。農業そのものがきっちりと金になるような方法を根本から考えていけば、なり手で溢れかえる。補助金に頼らない本当の農家として、自分のやりたいようにやって、秋田一を目指していきたい」
 代表は熱のこもった言葉で語った。地域の人々の期待を集め、慕われている同法人。人と人との「きずな」を土台に、これからも農業の未来に向けて突き進んでいく。

今後の農業について語る齊藤代表

プロフィール
農事組合法人きずな
  農産物 (米、蕎麦、大豆、野菜、果樹)の生産・販売、農作業の受託など
  代表者 齊藤 龍平   
  組合員 34名
  営農面積    水稲60ha、小麦30ha、そば100ha
          他外部からの農作業受託分
 
  会社HP:http://kizuna-agri.com
 

プロフィール
農事組合法人きずな
  農産物 (米、蕎麦、大豆、野菜、果樹)の生産・販売、農作業の受託など
  代表者 齊藤 龍平   
  組合員 34名
  営農面積    水稲60ha、小麦30ha、そば100ha
          他外部からの農作業受託分
 
  会社HP:http://kizuna-agri.com

ご使用いただいているササキ製品
 
超耕速アクティブロータリー
 ACEシリーズ 
 作業幅1.9m、2.2m、2.4m

 

超耕速マックスハローACE
 MAX-DXAシリーズ
 作業幅3.7m
 MAX-HAシリーズ 
 作業幅4.4m、5.0m

 

超耕速カドヌールACE
 KAシリーズ

 

オフセットモア(油圧仕様)
 KZLシリーズ 
 刈幅1.6m

 

ブロードキャスター
 (フリッカータイプ)
 CFシリーズ

 
有機ブロードキャスター
 (スピンナータイプ)
 CMシリーズ