毎年8月の最終土曜日に開催される全国花火競技大会「大曲の花火」で有名な秋田県大仙市。
全国的に栽培されているブランド米「あきたこまち」の主要産地で、全国有数の米どころでもあるこの地で、親子2代で農業を営む農事組合法人茶屋子の代表にお話を伺った。
限られた労働力で膨大な作業をこなすには
~『超耕速マックスハローACE』が支える秋田の農作業~
茶屋子は、秋田県大仙市にある農事組合法人である。企業名の「茶屋子」は昔その地にお茶屋があったことに由来しており、地元では知らない人のいない著名な企業だ。春・秋の繁忙期にはそれぞれ数人の手伝いがあるものの、基本的には代表親子の2人で農作業に取り組んでいる。少人数ながら年間の営農面積は水稲40ha、その他にはネギの栽培にも取り組んでいる。
少人数で多くの面積をこなすために導入したのが、ササキの超耕速マックスハローACEだ。7年ほど前に高速代かき機マックスハローを購入した年の秋に一部圃場を貸し出し、トラクターメーカーとササキの油圧タイプの超耕速マックスハローACEをマッチングした実演が催され、その作業効率の良さに驚いた。翌年に電動タイプの超耕速が発売になると聞くと、今持っているトラクターに取り付けて使えると、購入を決めた。
圃場を走る速さは2.0km/h前後で固定して、それまでは荒代と本代の2回をかけていたが、超耕速マックスハローACEの導入後は代かきを本代1回で済ませるようになった。
1回でも十分に圃場が仕上がるからである。
「限られた人工・時間で取り扱う面積を増やすには、作業速度を速くするか、回数を減らすかしかない。超耕速マックスハローACEのおかげで代かきの回数を減らしても一定の仕上がりを維持できている。」と語る佐々木代表。時間短縮と質の良い仕上がりを両立できるのは超耕速ならではの魅力だ。
安全·安心の草刈作業を支える
ササキのモアシリーズ
同法人では、草刈作業に使用するモアも2台導入している。刈幅1.4mの電動オフセットモアと刈幅90cmのブームマスターZだ。2台の使い分け方や作業した感想についてもお話を伺った。
「農道沿いの法面などを除草することが多い。オフセットモアでもう少し刈りたいと欲張って外側を走りすぎるとトラクターが横転して危険。だから、無理をせずに近場はオフセットモア、遠い場所はブームマスターZで腕を伸ばして草を刈っている。」
無理のある作業は事故の元になるため、機械のリーチを理解した上でうまく2台を使い分け安全作業を心がけている。また、ブームマスターZは左側前方に腕が伸びるため、刈取部分を目視しやすく首も痛めにくいところもいいねと身体負担の軽減にも繋がっていると言う。さらに、草刈りの場所は道路沿いなので逆走しながら作業することもないブームマスターZのおかげで作業中もこれなら安心だ。
夏場の草刈作業、以前は刈払機や各種手動のモアを使っていたが、年々体力も衰え、おまけに昨今の夏の酷暑だ。佐々木代表は言う。
「こんな暑さでは屋外作業のやる気が起きないし、下手したら命にもかかわる。もう機械無しでの作業は考えられない!」
安全·安心の草刈作業を支える
ササキのモアシリーズ
同法人では、草刈作業に使用するモアも2台導入している。刈幅1.4mの電動オフセットモアと刈幅90cmのブームマスターZだ。2台の使い分け方や作業した感想についてもお話を伺った。
「農道沿いの法面などを除草することが多い。オフセットモアでもう少し刈りたいと欲張って外側を走りすぎるとトラクターが横転して危険。だから、無理をせずに近場はオフセットモア、遠い場所はブームマスターZで腕を伸ばして草を刈っている。」
無理のある作業は事故の元になるため、機械のリーチを理解した上でうまく2台を使い分け安全作業を心がけている。また、ブームマスターZは左側前方に腕が伸びるため、刈取部分を目視しやすく首も痛めにくいところもいいねと身体負担の軽減にも繋がっていると言う。さらに、草刈りの場所は道路沿いなので逆走しながら作業することもないブームマスターZのおかげで作業中もこれなら安心だ。
夏場の草刈作業、以前は刈払機や各種手動のモアを使っていたが、年々体力も衰え、おまけに昨今の夏の酷暑だ。佐々木代表は言う。
「こんな暑さでは屋外作業のやる気が起きないし、下手したら命にもかかわる。もう機械無しでの作業は考えられない!」
複数の肥料を「混合」「大容量」で田畑のWニーズに対応
有機ブロードキャスターCMシリーズ
同法人では、有機ブロードキャスターCMの600Lタイプも活躍している。水稲とネギを両立しているため扱う肥料も幅が広い。畑には苦土石灰·化成の粒·熔リンの粒など複数種類を、田には主に市販の鶏ふんペレットを散布する。
「広い面積をこなすから肥料撒きも一回で済ませたい。畑では複数種類を1回で撒けるよう『混合』ができて、田んぼでは鶏ふんを多く撒くので『容量の大きい』肥料撒きが欲しかった。」
2つのニーズをどちらも満たしたササキの有機·混合タイプの有機ブロードキャスターCMシリーズにご満悦の佐々木代表であった。
親子二人三脚の今後の挑戦
今後の展望について、佐々木代表に聞いた。「機械化が一番進んでいるのは稲作で作業が単純化されているが、利益はそんなに高くない。水稲の面積は無責任に拡大し過ぎず現状+α程度にして、手間はかかるが利益率の高いネギの面積を増やしていきたい。」
他にも今期はブロッコリーの栽培にも挑戦し、来シーズン以降本格的に取り組もうと画策しているそうだ。
息子さんは、大仙市の新規就農者育成研修に2年間参加、今期で一緒に本格的に農業に取り組み3年を迎えた23歳だ。「私自身がネギの面積拡大など新たにやりたいことを見つけチャレンジしているように、自分の考え・芯をしっかりと築いて、自分なりの目標を持って農業に臨んでほしい」と佐々木代表。農業に対する熱い挑戦心は親から子へ脈々と受け継がれていく。
親子二人三脚の今後の挑戦
今後の展望について、佐々木代表に聞いた。
「機械化が一番進んでいるのは稲作で作業が単純化されているが、利益はそんなに高くない。水稲の面積は無責任に拡大し過ぎず現状+α程度にして、手間はかかるが利益率の高いネギの面積を増やしていきたい。」
他にも今期はブロッコリーの栽培にも挑戦し、来シーズン以降本格的に取り組もうと画策しているそうだ。
息子さんは、大仙市の新規就農者育成研修に2年間参加、今期で一緒に本格的に農業に取り組み3年を迎えた23歳だ。「私自身がネギの面積拡大など新たにやりたいことを見つけチャレンジしているように、自分の考え·芯をしっかりと築いて、自分なりの目標を持って農業に臨んでほしい」と佐々木代表。農業に対する熱い挑戦心は親から子へ脈々と受け継がれていく。
プロフィール
農事組合法人 茶屋子
営農面積 水稲40ha、ネギ10a(2023年)
プロフィール
農事組合法人 茶屋子
営農面積 水稲40ha、ネギ1反 (2023年)